匿名でネット活動して気づいた3つのこと。
少し以前の話・匿名活動、してみました。
実は先日、増田、いわゆるはてな匿名ダイアリーで書いた悩み吐露系記事が、ホッテントリ手前なアクセスあり小躍りしてました。
ところがどっこい、やっぱり殺伐としたはてな村、心ないディスりコメントもチラホラと。
ちょいとそこのお兄さん、知らない人には丁寧に接した方がいいと何処かで教わりませんでしたか、と言いたくなるぐらい乱暴な言葉を振り回し、独断と偏見に充ち満ちたコメントをくださるんです。
気づいたこと1:匿名でもディスられると辛い
コメントを読んだときの率直な気持ちをだだ漏れするなら、以下の通りです。
「あー、なんか的外れなこと言われてもトゲトゲした言葉を投げられると辛いなー。
日々の仕事のマーケティング活動でもいろいろ見聞きするけども、やっぱりキツいのはTwitter入れたこの御三家なんだよなー。」
気づいたこと2:でも、仕事でディスられるより辛くない
でも、ふと気付いたんです。
普段の仕事よりキツイ言葉が並んでるのに対して、意外にダメージはいつもより低いぞ、と。
匿名で記事書いてるんで、人格攻撃されても、自分と切り離して考えられます。
「そんな暴言はいてもまったくあたってないぞやーいやーい」なんて、角度違いのディスコメントには、寛容になれるぐらいです。
クライアントや自社や本人アカウントのネット上のほかの情報ひっぱってきて因縁つけられたり傷つけられることもありません。
酷いコメントが並んでも、胃が痛くならないのは嬉しいところ。いやほんまに。
気づいたこと3:暴言の中にも、有益な情報を得られる。
暴言にはちょっぴり胸は痛みつつ、荒っぽい言葉の裏に的確な指摘も中にはあるものです。
匿名で書かなければ公開しなかった情報を出して、それが人々の琴線に触れて、暴言も引き寄せたけど有益な情報もいただけた。
これはほかの形の活動じゃなかなか得がたいリターンです。
結論:匿名のネット活動、ときどきしてみようじゃないか。
本業マーケターとしては、日々風評被害相談や炎上ニュースと対峙しているがゆえ、仕事や自身のアカウントでの発言でもかなり慎重になっていたんですが、誰かを傷つけることよりも自分が傷つくことのほうが怖くなっていたのかな、なんてことも思うのです。
コンプライアンス遵守はもちろんですが、個人活動までそんな影響を受けてしまうのは、もったいない。
コミュニケーションというものはいつでも、全方面にいい顔した発信は難しく、ときに想像できていなかった誰かを傷つける、その結果自身も傷つくリスクがあります。
だからこそ、自身の立ち位置や発言に自覚的になって、リスクを引き受ける覚悟も併せ持つもの。
でもそれが、「誰が発言したか」というバイアスで正確に伝わらなかったり傷つく人がいたり、発信するときの表現が鈍ったりすると、本来伝えたかった本質から遠ざかってしまうこともあります。
そんなとき、匿名のネット活動で発信することで、世の中に何か有益な情報をひとつ生み出すことができるのではと、希望を抱いた案件でした。
余談・このブログも匿名活動、とはいえ。
増田の記事単位の発信と、ハンドルネームにひも付き蓄積された上での発信とは、質が違うんですよね。
そこについてじっくり考えるのはまた別の機会にするとして。
どんな活動にせよ、間違っていたら誤りを訂正すること、間違われたら指摘して向き合うこと、誠実なコミュニケーションを心がけていけたらなと、願いをこめて本日のブログ終わります。
まぁ、生きてたら誠実になりきれないこともままあるんで、できるときに、できることからで。
本日もお疲れさまでした。